家庭教師のセンターの指導方針
家庭教師のセンターの指導方針
家庭教師センターには「個々の家庭教師への指導（学習指導の研修、マナー研修など）」を積極的に行っているところもあります。一方で、家庭教師の方針に任せているという家庭教師センターもあります。前者には、授業料がどうしても高めになるというデメリットはありますが、子供の指導を安心して任せられますし、成績を伸ばせるというメリットは非常に大きいです。一方で、後者の家庭教師センターにも、プロ家庭教師が多数在籍していて、わざわざ指導しなくても高い能力を持っているというケースもあれば、大学生アルバイトを多数登録しておき、研修も大して行わずに授業料を下げているというケースもあります。ただ「家庭教師だ！！」という威圧感を感じさせずに、フランクに接してくれる大学生アルバイト教師の授業が、子どもに受け入れられるケースもありますので、「家庭教師センターの指導方針」について確認の上、合うところを選ぶようにしましょう。
家庭教師を依頼する上で、一番大切なことは「子どもの学習能力を高めること」です。「高める」といっても「95点取れる子どもを100点に近づける」という場合と「40点しかとれない子どもを、60点、70点に近づける」という場合とで、指導方法が異なります。前者の場合には「今ある子どものやる気を、ますます高める」「ライバルの存在を意識させる」といった能力が求められます。後者の場合には「まずは勉強の仕方そのものを教える」「学校の授業で言われていることが、わかるようになる」という目標を立てることが大事でしょう。家庭教師センターには、こういった要望に細かく応えられるように、家庭教師への指導を行っているところもあります。特に後者の場合には、「家庭教師の質が、学習成果に直結してしまう」ことになりますので、家庭教師センターの指導が行き届いているところを、選ぶと良いでしょう。
また「親身になってくれる家庭教師やセンターが良い」と考えがちですが、勉強の方針や受験校の決め方まで、なんでも家庭教師に頼りきりになってしまうのも、良いことではありません。適度な距離を保つことも、家庭教師としては大切なので、うまく距離のとれるところを、選ぶと良いですね。
家庭教師センターの方針として「指定の教材を使う」というところ、そうでないところがあります。家庭教師センターとして「子どもの能力に合わせた指導ができるように、練り上げられた教材を使う」という方針を持っているところもあります。ただ気をつけなければならないのは「教材販売目的で家庭教師を派遣する」というセンターもあることです。この場合、教材販売の契約を結んだ時点で、センターの利益は確定していますので、家庭教師の質を高める努力などは、されていないことが多いのです。チケット制の家庭教師センターで、いったん購入したチケットは、返金されないというシステムを採用しているところも、同じことが言えます。極端に授業料が安いところには、こういった傾向がありますので注意しましょう。
